ごめんなさい。生きてるザリガニの色は「赤」ではなかった。
私の頭の中に浮かんだのは 元気な頃の父が 古座川で
獲ってきた川エビを茹でた色。その色が焼きついていた。
それと 他の子どもたちが描いたザリガニが赤かったという
記憶があった。
思い込みって恐いね~。
そういえば ずっと前に読んでいた「ビックリハウス」という
雑誌の中に「おもいこみ」のコーナーがあって いつも
まるで私のことように思って読んでいた。それこそ「思い込み」。
ザリガニの本当の色は 長男が小さい頃近くの川で獲ってきて
飼っていたことを思い出して 気がついた。
黒っぽかった。赤くなかった。
やっぱり 私は茹でたエビしか頭になかった。食いしん坊です。
どうして長男のザリガニのことを覚えているのか・・・
きっと、あの朝の長男の驚いた声が耳から離れないのだ。
「おかあさ~ん、一匹死んで 一匹生まれた~!」
ザリガニが脱皮することを まだ知らなかったのだ。
いいかげんなことばかり書いていたら 生物が専門の二男に
つっこまれてしまいそうだ。