大和は国のまほろば たなづく青垣山こもれる大和し うるはし
まほら・・・とは すぐれたよい所。まほらま、まほろば、口にすると ころころと転がるような。
まあるく やさしいことばで 漢字よりひらがなが似合う気がする。
懐古趣味という訳ではないが 60を過ぎてからは 最新のものより古いものの方がしっくりする。
辞書を読むのが好きだけど 古語辞典が面白くなってきた。もう一度学びたいと思う。
英語もフランス語もポルトガル語も何もものにはならなかった。せめて母国語の古いことばをわかりたいと思う。
「すぐれたよい所」はどこにあるのだろうか。それぞれの心の中にそれはあるのだろう。
現実を見れば哀しくなることが多いけれども 山と海と川と 自然は熊野にはある。
古語の言霊を信じてみようと思う。