「古座街道」は完売しました。
たったの5冊でも 売れなかったらどうしようと思ったけど
昨日大風が吹き荒れる中 2冊買っていただいて嬉しかった!
「熊野誌」は まだあります。
私が「熊野誌」と初めて出合ったのは 中上健次氏が亡くなった後
新聞記事の中に「熊野誌第39号 特集中上健次」と書いてあるのを
見て 新宮市の荒尾成文堂さんに電話をかけて送っていただいた。
18年前のことだ。10年前に帰ってきてからは神林書店で買い求めた。
町に一軒だけ残っていた神林書店が閉店してから 私が「熊野誌」を
売ろうと思った。商店街に本屋がない町は寂しい。けれども私がいきなり
本屋になることもできず 細々と扱っている。
串本には 面白い歴史がたくさんあって「初めて日本に来たアメリカ船
レディワシントン号の紀伊大島寄港」や「第14代将軍家茂が歩いたと
言われる公方通り」があり 勝海舟が泊まった家もある。
無量寺には円山応挙と長沢芦雪の絵もある。
なのに 寂しい商店街。
歩きましょう。掘り当てましょう。郷土史を学びましょう。
サンドイッチマンのように 体の前と後ろに「熊野誌」の看板を付けて
ちんどんやのように 三味線かアコーディオンを弾きながら宣伝できる
くらいの 勇気?が私にあれば・・・こんなこと書いてないよね。