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プラスとマイナス
お金の話ではなく 気持ちの問題だから「ポジティブ」とか「ネガティブ」とかいうのかな・・・
閉店が間近になり 半額といえど商品が減ってくると私は嬉しいのだけれど お客さんには「もうこれだけしかない、買うものがない、つまらない」という状況になってきているのだと思う。今さら仕入れにも行けないし このまま閉店まで突き進むぞ!と思うのだけれど 先日、とても嬉しいお客さんに出会った。
残っている商品の一つ一つを面白く、楽しく、喜んで見てくださるのだ。串本より田舎から来たから 見るものが珍しく面白いと・・・これは何?あれは何?と たくさん選んで買ってくださった。

店に入って来るなり「もう何も残ってないね。買うものがない。」と帰って行かれる方も多く 私は正直なところ随分とめげていた。誠心誠意お客さまと向き合うということに疲れ果てていた。だから商売がへたな訳だしやめるのだけれど。私の中には適当というのがなかった。

プラスというのは足りること。マイナスは不足の気持ちでとんがっている。プラスの人は丸くて マイナスの人は針で突き刺してくる感じだなと思った。離婚する時と閉店する時は 人の気持ちがストレートに伝わってくるようだ。誰もが丸くはなれないということはわかっている。針を持っている人の方が圧倒的に多い。
自分が気がついていないことの方が多いと思うけど。
私はもう プラスでもマイナスでもなく 無というものになりたいかなと思う。何もなくていい。ただ漂っている人でいようかと思う。気配を消して。
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# by paopaoy | 2016-02-21 20:11 | 気持ち | Comments(0)
店を閉めるということは
粛々と進んでおりますが あぁ大変、もう大変なのであります。覚悟はしておりましたが 責任を背負っているのであります。祖母から父、母と続いてきた店を「閉店」にしてしまうのですから なんだか後ろめたくもあり けれども これ以上は続けていけない事情というものもあり 複雑であります。

2月9日に化粧品を片付けて 10日からは棚には何もなく さっぱりと何もなく あっけない別れでありました。
1月4日から 化粧品と委託販売の衣料品以外は半額のセールをしていたので 冬の帽子も手袋もマフラーやスカーフ、ソックスやタイツも すっかり売り切れて あとは趣味の雑貨やカードなどが残っているけれど寂しいほどにガラガラなのです。
セールを始める前は 売れ残ったらどうしようと思っていましたが ありがたいことによく売れました。半額の力は凄いものです。びっくりしました。
今までは ほとんどが化粧品のお得意様ばかりで はっきり言って雑貨はなかなか売れなかったので たとえ半額といえども 今まで見たこともない知らない人たちが大勢いらっしゃって 商品が売れるという経験をさせていただきました。私は全く商売のできない商売人だったのだと実感しました。

今は店を片付けるという作業を少しづつ始めています。空箱のなんと多いこと!燃えるゴミ、廃プラ、埋め立てゴミと仕分けしています。発砲スチロールも山のようにありました。
その中で 串本節人形の材料を集めて 衣裳ケースに入れて保管をしています。店を閉めて落ち着いたら整理して 再び作ることができるように準備しようと思っています。母が元気なうちに作り方を教えてもらおうと思うのです。これが再出発のひとつです。

まだまだ しなければいけないことがいっぱいあって 税金の申告もまだ出来ていないし うろうろしてます。
3月31日の閉店までに 片付けていこうと思います。
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# by paopaoy | 2016-02-12 21:51 | 店のこと | Comments(0)
サバカレー
カレーを作ろうと思ったら 玉葱と人参しかなかった。肉も豆もない。
そうだ!確か鯖の水煮缶が一つあった!と思い出した。
玉葱も人参も細かく切って煮て 柔らかくなったところで鯖缶を開けて入れた。

連れ合いの昼食に作ったので 昼は店で食べる私はサバカレーは食べていなかった。
朝、鍋の中に一食分ほど残っていたので店に持っていって昼に食べた。
意外に美味しいのでびっくりした。自分で作って言うのも何だけど 美味しかったのだ。

これは「鯖」の力だね。鯖は美味しい。大好きだ。煮たのも焼いたのも好きだけど。
鯖とカレーは合うんだね。もしかしたら私は肉より豆より鯖のカレーが好きかもしれない。
カレーはチキンが好きなんだけど。

そういえば サバサンド。トルコのサバサンド。三度言おう。サバサンドを思い出した。
何年か前に フランスパンにレタスとサバのフライとか から揚げにしたものをはさんで食べていた。
また食べたくなった。トルコの名物だと聞いている。トルコに行ったことはないけれど。

あかん。しめ鯖、鯖すしも食べたいよー。海のそばに住んでてよかった!
しかし!サバカレーは鯖の水煮缶に限る。これが一番美味しい。
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# by paopaoy | 2016-02-05 21:58 | 食べ物 | Comments(0)
冷たい水
水道の水は冬は冷たい。あたりまえのことだけど。蛇口をひねると(最近は上げたり下げたりする)お湯が出るということも ほぼあたりまえの生活だと思う。
私の台所は水しか出ない。朝は氷水のようだとも思う。けれども手は慣れてしまっている。決してそれがつらいと思っていない様子である。慣れるというのは素晴らしい生活の知恵だね!と感心している。

油で汚れたものを洗う時は コンロでお湯を沸かしてさっとかけて 紙で拭く。それから水で洗えばきれいになる。一番よかったなと思うのは 手が荒れないってこと。お湯で洗っていた時より 冬なのにがさがさしていない。だから 水でいいのだと思う。

思えば私は元ワンゲルだった。あれは きっとサバイバル特訓部だったのだ。すっかり忘れていたけれど思い起せば非常時の生活に役立つことをしていたのだと思う。
これからは より質素で あえて不便な生活をしようと思っている。何かがなければそれに代わるものを工夫しようと考える。五感を活用して生きていければと思う。

理想は縄文だもの。何よりも縄文時代が好きなのだ。残りの人生は時代に逆行して 不便な生活を目指す。
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# by paopaoy | 2016-01-28 23:46 | 生活 | Comments(0)
ホーヨ ホヨヨ
先日 あまりの寒さに炬燵の中に潜り込んだ。エアコンの暖房を使わないので 温まるにはそれしかなかったのだ。しばらくすると 頭の中で「ホーヨ ホヨヨ」と鳴き始めたので「なんだろな・・・」と聴いていた。

そうだ!あれだ!とりあえず歌うことにした。
「すずめのこ、ひばりのこ、飛びながら何を見た、ホーヨ ホヨヨ、ホーヨ ホヨヨ、春が呼んでるよ」
 
「もぐらのこ、かえるのこ、動き出せ、目を覚ませ、ホーヨ ホヨヨ ホーヨ ホヨヨ、春が呼んでるよ」

このマイナーなメロディラインがたまらんねー。ポーランド民謡だって。知らんかった。
ポーランンドの人たちは「オーヨ オヨヨ」と歌っていたけど やっぱり「ホーヨ ホヨヨ」が春を呼ぶと思う。

炬燵の中で歌うところが 春は遠いと感じられる。鳥になって 蛙になって 春を待ちたいと思う。
ますます ヒトから離れていく 今日このごろ・・・
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# by paopaoy | 2016-01-22 23:14 | 音・楽 | Comments(0)
しっぽと羽
痩せて肉が落ちたのは尻だった。尾骨がはっきりとわかるようになった。
下からトン・トン・トンと三つの骨が指先に感じるようになった。
「しっぽ」がはえてくるといいな・・・と思った。

長いしっぽ、短いしっぽ。馬のようだと邪魔になるし やっぱりバランスが悪いかな。

太ももも削げて細くなったのに腹周りはぽっこりしていて恰好の悪い体形だ。これが齢をとったということか。それはともかく「しっぽと羽」だ。

お風呂に入って考えた。ある日突然はえてくるとしたら しっぽと羽とどちらがいいだろう。
「今 私の願い事が叶うならば つばさが欲しい」と歌ってみたりする。
しかし 空を飛べるほどの白くて大きいつばさが欲しいとは 私には言えない。
 
小さくていいのよ。肩甲骨の辺にちょこっとはえてたら。パタパタ揺らしてスキップしてみる。
あるいは 豚のしっぽをつけて走ってみる。

しっぽも羽も こっそりと持ち続けることにする。角とかひれとか、みずかきとか・・・
ヒトから離れて獣になるか。
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# by paopaoy | 2016-01-13 23:47 | 気持ち | Comments(0)
まほら
 大和は国のまほろば たなづく青垣山こもれる大和し うるはし

まほら・・・とは すぐれたよい所。まほらま、まほろば、口にすると ころころと転がるような。

まあるく やさしいことばで 漢字よりひらがなが似合う気がする。

懐古趣味という訳ではないが 60を過ぎてからは 最新のものより古いものの方がしっくりする。

辞書を読むのが好きだけど 古語辞典が面白くなってきた。もう一度学びたいと思う。

英語もフランス語もポルトガル語も何もものにはならなかった。せめて母国語の古いことばをわかりたいと思う。

「すぐれたよい所」はどこにあるのだろうか。それぞれの心の中にそれはあるのだろう。

現実を見れば哀しくなることが多いけれども 山と海と川と 自然は熊野にはある。

古語の言霊を信じてみようと思う。
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# by paopaoy | 2016-01-09 23:31 | 言葉 | Comments(1)
三味線とピアノ
何でもそうなのだと思うけれども お稽古を続けるということは 時間と気力と体力と経済が必要なのだ。
あえて才能などというものは棚の上に上げておく。
時間がないだとか 気力、体力が希薄になったとか言ってはいけないのだ。希薄ではなく気魄だと自分に活を入れつつ この齢になるとよほど意識しなければ 物事は続かない。そもそも私は「なまけもの」だから。

経済は続くところまで・・・で お金がすっかりなくなれば 趣味など続けられるものではない。それはよくわかっている。「まぁ 贅沢な趣味ですこと!」は 若い頃油絵を描いていた時から 私にくっついている嘲笑だ。
身の程に合わない趣味ですってか・・・

三味線とピアノ なんて言ったら この貧乏人がなんて贅沢なことをと思われてしまうだろうけど なかなかやめられるものじゃない。ただ三味線は姉のおさがりがあるけれど さすがにピアノはない。
だから私はピアノがないのにピアノを習っている訳だ。

生意気にもちょっと上達してくると 本物のピアノが弾きたいと思う。一週間に一度 先生のグランドピアノを弾く時だけが本物のピアノに触れる時なのだ。
生意気にもローリングピアノでは物足りない・・・なんてね。

借家だし ピアノを置く場所すらないのに ピアノ、ピアノと唱えていよう。本物のピアノを弾きたいよう・・・
昔、昔、絵を描くためのアトリエが欲しいよう・・・と唱えていたけれど 叶わなかった。ピアノも然り。

何もなくても 何かをしている、というのが 私のスタイルなのだろう。欲は捨てよう。実を取ろう。
三味線とピアノを弾いて ぼけないように齢をとりたいと切に思う。
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# by paopaoy | 2015-12-30 21:44 | 音・楽 | Comments(1)
47kg
今年のびっくりは私の体重が「47kg」ということなのである。
三年前は「53kg」が普通にあった。ダイエットなんて何をしても変わりはなかった。

二年程前から 友人に教えてもらって噛むことを始めた。ひたすら噛む。
少しずつ体重が減り始めた。それでもなかなか50kg越えはできなかった。

一年前位に50kをきって また少しずつ減り始め 今年の9月に初めて47kgに辿り着いた。
これは中学生の頃から見たことのない数字だと思う。それからアップダウンを繰り返し 今は
47kgが普通の状態になりつつある。ダイエットは全然意識していない。食べている。

噛むことを勧めてくれた友人も 久しぶりに会った息子の嫁さんも「それはストレスなのでは・・・」
と言ったけど そうなのかな?わからない。

色々とややこしいことが降りかかってきて 店も閉めることになった。ここを通り過ぎてしまえば
楽になってまた元にもどるかも・・・なんて思うと怖いけど。

ただ体重が軽くなると 体がふわふわして 足もふらふらして転んだりするのだと思う。
もしも 45kgまでいったら 私の場合 病気でしょう。今のところは 心の問題かな。
店を閉めることの責任が 自分が思っている以上に大きいのだと思う。
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# by paopaoy | 2015-12-27 16:02 | 気持ち | Comments(1)
ぽっかりと
穴が空いたような・・・すっきりと・・・風通しの良いような・・・きっぱりと・・・別れを告げたような・・・
心はやっぱり・・・さっぱりと・・・あきらめのついたような・・・

母とは遠く心が離れてしまったような気もするけれど・・・これでいいのだ。

店を閉めるとはこういうことだ、と 前に進むことにする。

店の中で 仁王立ちして考える。日常を壊すこと。時には乱暴に動かないと何も始まらないのだ。
終わりだけれども 始まり。新しい明日に続く道。
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# by paopaoy | 2015-12-18 21:53 | 気持ち | Comments(0)
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