いつも描いているわけではなく、年に二回発表の場があるというだけの
ど素人で 決してプロの絵描きではないのだから、いいかげんに描き
始めればいいのに、描く時間より構想の時間の方が はるかに長い。
そうして 「やむにやまれぬ思い」を凝縮させなければ 描けない。
たいしたものが出来るはずもないのに いつもこうして自分を追い詰めて
ぎりぎりのところで 爆発させている。
自己満足でいいんだ。
出来上がったものは おまけみたいなもので 私が楽しんでいるのは
その過程だから、構想から始まって、創り上げていくことが 私の作品
だと思っている。
出来上がったものを並べて、ああでもない、こうでもないと言っているより
「あなたも 創ってみませんか?(描いてみませんか?)」と伝えたい。
伝わらないのは 私がまだ未熟だからだと思う。
目の前にある景色や花が うまく描けないから、絵が描けないと思っている人に
何を描いたっていいんだよ、自分が描きたいものを描けばいい。
上手だとか、下手だとか、そんなこと関係ない。
人の目や、言葉なんか気にするな。思い切って描けばいい。
あぁ~、これは全て、自分を励ます言葉だった。
やむにやまれず、描きたい!という気持ちがあれば 描けるのだ。
それが、難しい。