あるいは「抜け殻」か。よく言われていることだけど まさか自分がそういうことになるとは思ってもいなかった。店を閉めて26日。何も手につかない。片付けているつもりだけど心ここにあらず・・・ってか。
4月8日に体からのお知らせがあって血圧が上がっていることに気がついた。血圧にはいろいろとおまけがついていた。おそらくそのほとんどが父からの体内遺産だろうと思われる。ありがとう、おとうちゃん。
眼圧も血圧もその他諸々、毎日薬を飲めばいいのです。仲良くつきあっていきます。
遺産と言えば、4月いっぱいで店で借りていた車庫をお返しするので片付けていたら 棚の上に何十年もの間埃にまみれた分厚くて細長い硝子がたくさんでてきた。拭いてみたけど使えないし捨てるしかない父の置き土産。本当に硝子が大好きだったんだね。店の中にもいっぱいある。店の棚はほとんどが硝子だった。
天井には数え切れないほどのフックがついている。
父が作り上げてきた店を片付けていたら 父と過ごした日々が甦ってきた。串本に帰って来てから父が亡くなるまでの8年間。認知症になってからのほうが長かったけど そばにいて見ていられたことが私にとって一番の父からの贈り物なのだと思っている。ありがとう、おとうちゃん。
もうすぐ七回忌の法事をするから みんなが帰って来るよ。
そうそう燃えつきた、なんて言ってられないね。がんばろう。