熊野誌第59号 中上健次没後二十年記念特集号が
まだ二冊しか売れていないので へたくそな字で
ポスターを書いて 店の表の壁に貼った。
緑色の四つ切の画用紙に ベタに字だけ書いたから
張り紙だね。
興味深い内容なのだけれど 私は全く人にうまく
伝えられなくて 売る人には向いてない。
新宮図書館さん ごめんなさい。
私は 平成6年にまだ山口県にいた時に 新聞に
載っていた「熊野誌第39号 特集中上健次」が
読みたくて 新宮市の荒尾成文堂さんに電話して
送っていただいた。
あれからちょうど20年。
間にもう一冊。「第50号記念別冊 特集中上健次
現代小説の方法」も出ている。これは平成16年発行。
中上さんの13回忌の時だ。
これはまだ串本に神林書店があった時に買い求めた。
中上健次はずっと読み続けなければ・・と思う。
串本は 地元に近いのだから もっと読まれて欲しい。
「紀伊物語」の舞台は紀伊大島だし「鳳仙花」は古座だ。
「紀州 木の国・根の国物語」と「夢の力」には紀伊半島が
いっぱいつまっている。
あと八冊を読んでくださる方々が現れますように。
中上さんが 心にとまりますように。